2018-02-26  20:40  by チュル 
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日本のNFLファンにとってオフシーズン最大のイベント(自称)、『未練・或爺杯モックドラフト』。今年の開催日が決定致しました!2018年4月21日(土)午後6時開場、午後6時30分開始 会場、参加費等は未定、いい会場を現在鋭意選定中です。 続報をお楽しみに!
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 2018-02-06  22:38  by チュル 
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スーパーボウルがようやく終わりました。今年は久々にライブで全部観ました。点が沢山入って面白い試合ではありましたが、ディフェンス好きにとってはアガる場面が最後のグレアムのストリップサックぐらいで、ちょっと大味な感じは否めない試合でしたね。 待ちに待たされたHCがようやく決まりました。面談当初から有力視され、他の候補者が他チームに就任し、彼以外いないという状況で約一ヶ月。スーパーボウル終了により、ペイトリオッツDCのマット・パトリシアが新しいヘッドコーチとして発表されました。最初の記者会見は現地8日に。 パトリシアはニューヨーク州生まれの43歳。レンセラー工科大学(全米最古の私立工科大学)で航空宇宙工学を専攻。卒業後Hoffman Air & Filtration Systems という会社でmultistage centrifugal blowers(多段式遠心送風機?)という機械のエンジニアとして2年間従事。その後東芝倒産のきっかけとなったウェスチンハウスエレクトリック・カンパニーから原子力潜水艦と空母の整備士としての仕事を年$100,000でオファーされるも、それを断って年$10,000のアマースト大のDLコーチを選んだという異色の経歴の持ち主です。 2004年にペイトリオッツ入りし、オフェンスアシスタントコーチ、アシスタントOLコーチ、LBコーチ、セイフティコーチを経て2012年より6シーズンDCを務めました。ディフェンスのプレイコールは2010年から出していたそうです。彼の就任中ペイトリオッツは失点ベースでリーグ10位内を外した事が無いとの事。 「プレイヤーズコーチ」として選手の人望は非常に厚いようです。またフィルムスタディの鬼として知られ、家に帰らずオフィスに持ち込んだエアマットレスで仮眠する事もしばしばだとか。 寡黙で感情を表に出さない師匠のベリチックと異なり、激情家でもあり、昨年のスーパーボウル凱旋時にグッデルを小バカにするTシャツ(下写真)を着用するなど、言いたい事は言うタイプのようです。 ディフェンスのスキームは3-4や4-3に拘らず、週によって変える事もしばしば。スキームに合わせた選手を起用するのではなく、選手に合わせたスキームを使用する事もあるようです。 髭モジャで耳に鉛筆を挟み、どんなに寒くとも短パンを履くスタイル。パッツ時代のニックネームはマッティP。 GMボブ・クインは「チームを次のレベルに引き上げてくれるコーチを求めていた。パトリシアがそうであると確信している。彼はこの機会を得るまでに十分な準備をしてきた。 マットはフットボールにかける情熱と、確かな準備に於いては誰にも劣らない。仕事熱心でブルーカラーなやり方はデトロイトという街にマッチするだろう」とコメントしました。 これからコーチ陣の選任となるでしょうが、OCについてはジム・ボブ=クーターの留任が有力視されています。DCにはボストン・カレッジのDLコーチで元ドルフィンズのDCポール・パスカローニの名前が。 スーパーボウルでのディフェンス崩壊の1試合だけで、評価を下げるのはナンセンスでしょう。パッツ帝国のディフェンスを支えたパトリシアが、ライオンズのHCとしてどのような手腕を振るうでしょうか。あまり 成功者が居ないベリチック門下生の先輩たちのようにならない事を願います。