2007-05-20  23:44  by チュル 
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チーム全員参加の三日間のミニキャンプが行われました。義務ではないですが、ほとんどの選手が参加。タグ貼りで交渉中のDEレディングのみが欠席しました。 いろいろ話題はありますが、かなり多いので箇条書きで簡単にいきます。
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 2007-05-15  19:13  by チュル 
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先週金曜日から三日間、ルーキーを対象にしたミニキャンプが行われました。対象者は去るドラフトで指名された8人、昨シーズンあまり出場機会の無かったキャリア2年目の選手達5人、ルーキーFAで加入した8人と、トライアウトを47人の合計68人。 サインをしたルーキーFAは TE ロドニー・バージェス(コースタル・カロライナ) K ケニー・バード(ニュー・メキシコ大) TE ジョージ・クーパー(ジョージア工科大) Pジョン・デラニー(ノースカロライナ州立大) LBピンクニー・ハーディマン(サウスイースト・ルイジアナ大) QBフィル・ホバース(ノーザンイリノイ大) WRテリー・モス(ボール州立大) TEルディ・シルバン(オハイオ大) んー、あまり注目されるような選手はいませんね。オフェンスが多いな。しいて言えばオハイオのシルバンがいくつかのドラフトサイトに載ってたぐらいでしょうか。シルバンはサイズがあり、ボディコントロールが上手いが、スピードが不足しているとか。他の2人と併せてキャンベル、フィッツシモンズに続く3番手のTEとして残れるかどうか、といったところでしょうか。 トライアウトを受けた選手達は地元ミシガンから来た人が多かったんですが、やや注目を浴びていたのは、ジョージア工科大でカルヴィン・ジョンソンにパスを投じていたQBレジー・ボールが参加していたこと。しかしQBとしてではなく、WRとしての参加でした。元チームメイトと一緒にロースターに入るのは、ちょっと難しいでしょうね。 このキャンプでルーキーたちの評価がいろいろされています。上位から出ているものだけ挙げてみます。 D-1 WRカルヴィン・ジョンソン 最も注目を集めていたのは間違いなくこの男。その評判に違う事無く、スクリメージからの爆発的なスピード、カット、キャッチの上手さ、どれをとっても今ドラフトで1番であった事を「現時点では」証明しました。OCマーツさんは「あれほど大きくアスレチックな選手なのに、小さい選手のように重心が低くて、インにアウトにシャープなカットを切る事が出来る。本当に普通じゃないね」とそのポテンシャルに圧倒されたようです。しかしやや風邪ぎみの事もあって、まだシェイプ途上で「やや息が上がってしまった」と話しています。 D-2a QBドリュー・スタントン 次代のライオンズを担う(はず)のQBスタントン。そのフィジカルの特色は高く評価されたものの、どうも基本がなってないようで、マーツさんからボールの握り方、セットアップの仕方、フットワークまでイチから教え込まれているようです。スタントンは「(マーツには)全てを変えられている。ほんとに沢山の事だよ。でも彼が教えてくれることを全部吸収できたら、成功も間違いないだろうね」とマーツさんに徹底的に教えを受けるつもりのようです。今シーズンはキトナさんの下でみっちり修行を積んで、モノになるのは来年以降、というプランなんでしょう。マーツさんもいつまでいるか分かりませんので、今年中に出来るだけ教えてもらっとけ。 D-2b DEイーカイカ・アラマ=フランシス 胸部のケガの為、チームでのワークアウトを離れて一人でのプラクティスになったイカ君、その動きを見たDCジョー・バリーさんは「(6フィート5インチ、280ポンドの体格ながら)彼のフットワークは230ポンドの選手のようだ」と彼のポテンシャルに驚いているようです。その姿はかつての"ライオン・キング”ロバート・ポーシェイの若い頃を見るようだ、との声もあります。シメオン・ライス、マクファーランドらの名DLを数多く育てた名伯楽でもあるマリネリさんも、彼につきっきりになって、映画『ベストキッド』のミヤギ先生のようにDLとしてのテクニックを教え込んでいるようです。 イカ君は父親がNFLのQBだったにも関わらず、高校ではフットボールをしていませんでした。ウォーク・インでハワイ大のフットボール部に入ったため、実際にプレイしたのは'05・'06の2シーズンに過ぎず、経験が絶対的に不足しています。マリネリさんの持っている知識とテクニックを吸収する事が出来れば、素晴らしいDEになるのでは、という予測をされています。 D-4a CB AJ.デービス アシスタントOLコーチのマイク・バリーは、ノースカロライナ州立大時代に、ポジションの違いで直接ではないもののデービスをコーチしていました。 デービスについてディフェンスのコーチたちにバリーが尋ねると「エナジー・バニー(電池のCMキャラクターで激しく動き続ける)みたいだな」と言われたそうです。それに対してバリーは「大学時代からそうだよ」と答えたとか。とにかく精力的に動く選手で、特にスペシャルチームのフィルムを見ると、ほとんどの場面で彼が写っていたそうです。 そんなデービスですがミニキャンプで興奮しすぎて、コーチ陣にトラッシュトークを控えるようにたしなめられたとか。パッド未着用で激しいプレイを出来ない事がとても残念で、早くロイやファーリー、CJとマッチアップするのを楽しみにしていると話しています。マリネリさん好みのハードワーカーのようですが、興奮しすぎていらん事をしないようにしてもらいたいですね。 D-4b OG マニュエル・ラミレス ライオンズとしては、4巡のこの位置にラミレスが残っていた事をとても幸運だったと考えているようです。ラミレスは今ドラフトでオーバーンのグラッブス、テネシーのシアーズ、テキサスのブレイロックらと同列に並べられており、グラッブスは1巡29位で、他の2人も2巡の上位で指名されていました。2巡では優先順位が他のポジションの方が高かったためGを指名しませんでしたが、4巡に来てラミレスが残っていた為トレードアップして指名しました。 ドラフトのレビューでは、ランブロッカーとしてはいいが、パスブロッカーとしてはまずまず、という風に書きましたが、実際の所はテキサステックがパスハッピーなオフェンスのため、パスプロの方が上手くてランはイマイチ、という評価を当初は受けていたようです。しかしシニアボウルではランプレイが多く、そこでランブロックも素晴らしいとの再評価を受けたようです。 ラミレスの加入により、OGの補強に目処がついたと考えたのか、チームは今オフにサインしたばかりのGザック・ピラーを解雇しています。先発経験は多いものの、ケガが多いピラーよりもラミレスでいける、という判断がされたのでしょうか。それほど高い評価がされてるようです。 D-5 LB ジョニー・ボールドウィン 今ドラフトでの"Sleeper"の一人と評価されたボールドウィン。情報が豊富な昨今のドラフトでは真のスリーパーはいない、と言われていますが、ボールドウィンはどこまでもスリーパーに近い、と評価されているようです。アラバマ農工大というマイナー大学出身のため、スカウティングコンバインにも招待されませんでしたが、ライオンズは彼の映っている不鮮明な試合のテープを観て「これは」と印象付けられ、大学にもっとテープを送ってくれと要望を出したそうです。そしてそのいくつかのテープとプロデイで彼の才能に確信を持ったとか。 いくつかのチームも彼に興味を持っていたそうですが、その興味はあくまで大学でプレイしていたOLBとして。インサイドLBとして評価していたのはライオンズだけでした。OLBとしてならもう少し下位で他チームが指名していたかも、という事のようです。 彼の才能についてDCのバリーさんは「彼はコーチを興奮させる何かを持っている。230ポンドあるのにスピードがある。私たちは身長や体重を重要視ていない。スピードとクイックネスでチームを作り上げているんだ。とどのつまり、スピードに勝る物は無い。彼はそれを持っている」とボールドウィンのスピードとクイックネスに惚れこんだ様子です。 また「彼は正直まだ何をすればいいか分かっていないが、それはコーチの仕事だ。ヴィンス・ロンバルディでもあんな速いLBをコーチした事は無いだろう。それを出来る私は幸せだよ」と彼を一流のLBに育て上げる事を楽しみにしているようです。 アラバマA&Mはマイナー校ですが、コルツのDEマシスを輩出するなど、たまにいい選手を出しています。マイナー校出身のLBは大成する、というジンクスもあるようで、コーチ陣は大いに期待しているようです。 火曜日から全員参加のミニキャンプが始まります。ルーキーたちがベテランと共に練習する最初のワークアウトです。厳しい事で知られるマリネリさんの練習に、彼らはついていけるかな?
 2007-05-03  23:19  by チュル 
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随分遅れましたが、ドラフト2日目のまとめです。 ドラフト全体として言えるのは、正確や行動に問題のある選手が誰一人おらず、ハードワーカーと呼ばれるような選手が多い、という事です。ここにマリネリさんの好みが現れているような気がします。 ドラフトのニーズはなんとか埋めたものの、即戦力になるかと言えば、どうかなー、という感じ。また下位に至っては、チームのスキームに合ってるの?という選手もいて、この時点で評価するのはなかなか難しいですね。
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