NFL 2021 Wk.15 DET vs.ARI
久々の記事アップになりました。いかがお過ごしでしょうか。
今シーズン初勝利になったヴァイキングス戦はリアルタイムで見れず。なのでリアルタイムで見れた初勝利ということで記事アップ致します。
第15週、カンファレンス第一シードのカーディナルスに攻守共に圧倒、30-12で完勝となりました。
前半で17-0と大きくリード。いつものライオンズでしたらここから得点出来ずに逆転を許しそうですが、1TD、2FGで着実に加点。ディフェンスも1TD、2FGに抑えてのほぼパーフェクトな勝利でした。試合展開的には、前半終了間際に相手オフェンスをG前で無失点に食い止め(なんと今シーズン初のレッドゾーンでの無失点!)、返しのオフェンスでTDを奪った事と、3Qにファンブルでボールを失った直後にCBオルワリエのインターセプトですぐに奪い返し、TDに繋げたのが大きかったですね。
QBゴフは21/26、216yd 3TDでレーティング139.7と完璧な出来。負け続けている時はチェックダウンにしか投げれなかったのに、しっかりディープにも投げこめています。おそらくレシーバー陣とのコンビネーションが向上した事が原因かと思われますが、死んだような目でベンチに座ってたのが、非常にいきいきしています。やれば出来る男なんですよ。
試合を組み立てたのはRBクレイグ・レイノルズ。26回112yd平均4.3
ydと大活躍。レイノルズと言えばプレシーズン第1戦の直前にチームに呼ばれ、試合のハドルでの自己紹介が「家でNetflix見てたら呼ばれたんで来ました、レイノルズです〜。よろしくお願いしまーす」で、以降チームメイトからNetflixと呼ばれているでおなじみですが(実はブイさんに教えてもらうまで知らなかった)、開幕以来PSにいたのが、先週ケガとコロナでスウィフトとジャマールが欠場した為、アクティブロースターに昇格しチャンスをゲット。ブロンコス戦でも11回83ydで2週連続でエースRBの仕事です。
クッズタウン大というNCAA Div.2のマイナーカレッジ出身。大先輩がビルズのレジェンド、アンドレ・リード。レッドスキンズに2シーズン所属するもほとんどプレイはしていませんでした。スクリメージを抜ける速さとゴムまりのように跳ねてタックルを上手く交わしています。
この2週の実績で53人ロースター入り。来週以降スウィフトとジャマールが復帰して以降、どう起用されるかが楽しみです。
レシーバー陣では、セントブラウン(8回90yd)とジョシュ・レイノルズ(6回68yd)の2人が活躍。
セントブラウンはシーズン65レセプションでチームのルーキー記録を更新。ポゼッションレシーバーかと思ってましたが、このところはガジェット的な使われ方もして、プレイメイカーになりつつあります。TDを奪ったパスはランブロックフェイクから縦に上がるルートで、プレイアクションにセカンダリーがひっかかりセントブラウンがどフリーに。直前の練習でインストールしたばっかりのプレイが大成功。
2Q終了間際のレイノルズのTDレセプションは、ルートランもゴフのパスも完璧。レイノルズは昨年までラムズにいましたが、今年テネシーとサイン。11月にウェイバーになったところを拾われていました。LA時代にゴフと一緒にプレイしていますので、コンビネーションは上手くとれていますし、ライオンズに現在居ないサイズとスピードを兼ね備えたタイプで、ここ5試合で16レセプション259yd2TDと貴重なターゲットになっています。
ラン・パス共に好調だったのはOLのおかげが大きいです。ランでは大きな穴を開け、パスプロでも綺麗なポケットを作って、ゴフがプレイするに十分な時間を与えていました。あと有能なランブロッカーのFBカビンダがG前でTDレセプション。
ディフェンスはリーグトップクラスのアリゾナオフェンスを1TD2FGに抑え込みました。ランをしっかり止め、ブリッツを多めに入れてQBマレーを思うようにプレイさせませんでした。
OLBチャールズ・ハリスが7タックル1.5サックと大活躍。ドラフト1巡でドルフィンズに指名されながら、ここまで期待はずれの成績しか残せていませんでしたが、今シーズンはここまで7.5サックでチームトップ。ようやく才能を開花させています。
値千金のインターセプトを決めたのはCBオルワリエ。マレーのパスをダイビングキャッチして、G前までロングリターン。RBイグウィビケがファンブルを犯し、そのまま失点すれば一気にモメンタムが移ってもおかしくないシチュエーションでのビッグプレイ。今シーズン6つ目のインターセプト。残念ながらプロボウルには選ばれませんでしたが、リーグ3位のINT数で選ばれても全くおかしくない活躍を続けています。
コロナと怪我人で欠場の多いディフェンスでしたが、LBリーヴス=メイヴィンやルーキーのAJパーカーらも活躍。PSから引き上げられて今シーズン初めてプレイしたSブレイディ・ブリーズ(スゴイ名前)も非常に激しいタックルでアピールしていました。
3本のFGをきっちり決めたKパターソンがST部門のPOWに選出されました。4人目のKにしてようやく当たりを引いた模様。
これでシーズン2勝目。引き分けが一つあるのでJACに抜かれてドラフト順は2位に。しかしそれ以上にこの1勝には勝ちがあると思います。ましてや勝ったのはリーグトップチーム。これが若い選手たちの自信に繋がれば、今季残り試合だけでなく、来季以降の希望となるでしょう。
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このエントリーのカテゴリ : デトロイト・ライオンズ